寝具専門店ふじはし
2019年7月12日2 分
先月の話し、30度を超す猛暑日にご来店いただきましたお客様です。
90歳を超えるお母様をご自宅で介護されているご婦人の方です。
寝たきりではないのですが、認知症もあり布団で過ごす時間が増えてきて
少しでも気持ちよく休んでもらいたい、
認知症とはいえ、とてもきれい好きなお母様に清潔なお布団を探して
寝具のプロのお話しを伺いたいということでご来店です。
テレビ通販で、とても気持ちよさそうな羽毛ふとんの夏掛けを見て、
宣伝や紹介の上手さで思わずポチッとなりそうになったそうですが、
そのテレビ通販の夏掛けがどのような種類のものか丁寧にご説明差し上げまして、
価格の安さの根拠をご理解いただきました。
くれぐれも申し上げますが、
テレビ通販の商品全てが悪いという話しではなく、このお客様の場合具体的な番組名と商品の詳細がほぼ分かりましたので内容を説明できたという話です。
そして、数種類ある肌掛けの中から夏に適した、お母様に最適な一枚を
選びました。
テレビ通販の流れから当初はダウンケット（羽毛）からご提案しましたが、
1.夏に適した寝具
2.1日中空調で室温を管理している
3.女性特有のお悩み、夏でも足が冷える
4.とても几帳面できれい好き
などなどご要望を考慮しまして、本麻掛けふとんを選択しました。
この商品側生地はリネン麻、中綿はラミー麻を使用した正真正銘の
オール麻ふとん。
しかも涼しげで、昔からある日本特有のデザインが描かれています。
画像はお届けしたものの柄違いです。
ウオッシャブル加工のダウンケットは所詮側生地がポリエステル。
ビニールにくるまって寝るようなものです。
ムレてムレて、熱帯夜は最悪です。
湿度の高い日本の夏には、本麻のふとんが適しています。
兼好法師も言ってます、
「 家の作りやうは、夏をむねとすべし 」
夏の寝具は大切です。
プロのアドバイス聞いてみませんか？
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日本寝具寝装品協会
〈寝具指導士〉第150318号
日本睡眠環境学会所属
〈睡眠環境診断士〉第10-31号
日本睡眠教育機構
〈睡眠健康指導士〉第1138号
藤橋 徹（ふじはしとおる)
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